線維筋痛症を推論する

 

線維筋痛症は全身や身体の広範囲に痛みを感じる疾患で、その認知度はようやく世間に知られてきたところです。

 

数年前には、有名な女性アナウンサーが痛みに耐えかねて自ら命を絶つ報道がありました。

 

日本では人口の約1.7%、200万人以上と多くの潜在患者さんが存在するといわれています。

 

最近は関心の低かった医療関係者の間でも、情報交換がなされるようになり、少しずつ治療や研究が進められています。ただ、今の時点ではまだまだ不明の部分が多い疾患であり、早い段階での治療法の確立が待たれます。

 

線維筋痛症の症状は、全身の慢性的な激しい痛みが特徴です。痛みのポイントや強さは個々人により異なります。

 

痛みは、私たちが通常経験するそれとは違い耐えがたい痛みといわれています。

 

例えるなら「ガラスの破片が体の中を流れるような感じ」、「電気がビビッと走る感じ」と表現されています。

 

個人により痛みの症状は温度差があり、軽ければ仕事ができる場合もありますが、重い人になるとガンの末期のような激しい疼痛が日々あらわれるといわれています。大変つらい痛みと推察されます。

 

また、付随する症状として全身の痛み以外にもさまざまな苦痛を強いられるといわれています。

 

主な症状として、頭痛、耳鳴り、視力の低下、眼の奥の痛み、顎の痛み、顎関節症候群、不眠と過眠、動悸息切れ、頻尿、寝汗、手足のこわばり、しびれ、全身倦怠感と疲労感、月経前症候群など多くの身体症状に悩まされています。

 

当院の患者さんの中でお一人だけ線維筋痛症の疾患を抱えた方がおられます。

 

その方は、カイロプラクティックの施術が功を奏して出歩けないほどだった痛みが七割ほど軽減したとおっしゃっています。

 

それでは、カイロプラクティックでなぜにこうも効果が発揮できるのでしょうか。

 

東洋医学の考え方に淤血(おけつ)といわれる病態があります。淤血とは、一言でいえば血行障害のことです。

 

淤血を定義したいと思います。

 

1.自律神経のバランスがくずれることにより、冷え、湿気などが直接的に身体に悪い影響を与える。

 

2.その影響が脊髄の周囲にあるじん帯レベルで起こると、腰周辺および末梢神経で局所的な炎症が発生する要因となる。

 

3.炎症が発生すると、リンパ浮腫が起こりその現象が周囲の毛細血管を圧迫して血流障害となる。

 

4.川の流れはきれいな清流が理想です。血流の悪化はその清流の流れに「澱み--よどみを発生させます。この「血液の流れの澱み」を東洋医学的に淤血(おけつ)と概念づけています。

 

この定義から論を進めます。淤血が発生して組織に血行障害が起きれば酸素と栄養不足のため、神経とその周囲の組織を構成している細胞に計り知れないダメージを与えてしまいます。

 

そのために神経と組織は自己防衛本能から、痛みとしびれという緊急警報的とでもいうサインを送るのです。

 

線維筋痛症の症状が長引くほど、血液の澱みは進み血液本来の機能を果たせなくなります。この悪循環の連鎖は新鮮な血液の不足を引き起こします。

 

東洋医学ではこの状態を気血不足と呼んでいます。

 

したがって、線維筋痛症の症状をすこしでも緩和させるには血液の澱みを解消して気血不足をなくせばいいのです。

 

当院の施術方法は東洋医学的施術ではありません。しかし、カイロプラクティックの目的はパキパキ骨を鳴らすことでも筋肉をほぐすことでもありません。究極の目的は、全身の感覚受容器にはたらきかけてその情報を脳のコントロールセンター(総合司令塔-中枢神経)に届けることなのです。

 

中枢神経はその情報を瞬時に分析して、軌道修正の情報を全身の神経ネットワークを通して、私たちの60兆個の細胞に適切な指示を出しているのです。

 

現に、施術後には全身がポカポカと温かくなります。患者さんのなかには汗をかく方もおられます。この現象が血流改善です。長年の血液の澱みが少しづつ解決していきます。

 

このようにカイロプラクティックの効用は、私たちの全身の感覚受容器にはたらきかけて血流改善を促すことなのです。結果として局所的な炎症もいつの間にか消えていきます。このことは血液の澱みがなくなり、サラサラの血流に戻ったことを意味します。そして、東洋医学的にいう気血不足の解消につながっていきます。 

 

当院の患者さんの場合でも、一度によくなった訳ではありません。ある程度症状が緩和すると日内変動が落ち着いてきます。この繰り返しで七割の改善が見られたのです。  

 

線維筋痛症患者さんの声

 私が線維筋痛症と分かったのは最近で、10年程前に腰の椎間板を痛めてから腰痛と全身が激痛で寝たきりに近い状態でした。

 

一時的に痛み止め等を服用して最低限の外出ができるくらいでした。そんな折、練馬駅付近で平山先生の声が耳に入りこの先生なら治してもらえると直感しました。

 

それから週に2回ほど施術を受け今は月に1~2回の施術で、何とか日常的な動作は出来るようになりました。感謝してもしきれないくらいです。

 

先生には直ぐに重症度が分かってしまうらしく、初回にはわざわざ次の患者さんに時間をずらして頂いてすぐに施術して頂いたのです。

私の身体が度々移動するのが困難なので助かりました。

 

線維筋痛症と言っても色々な症状が有ると思いますが、私の場合は立っていられない、磨きも出来ない、寝床に入ってもそのままの状態を自力で動かせない、座っているのも痛い等、外に出ても50メートル先に辿り着けない状態でした。

 

腰を正常に近付ける施術と、マッケンジー法とで今のような身体になれました。まだまだ健常とは言えませんが、平山先生が何とかしてくれる、と信じているので安心な毎日です。

                                                                                              水元浩子58歳

 

よろこびの声①よろこびの声②よろこびの声③よろこびの声④よろこびの声⑤

 

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