脳内詳細イラスト
首の深部筋と頭痛

頭痛のメカニズムについて推論します。イラストCの右図が首についている深いところにある筋肉群です。①・②・③・④の筋肉群が左図イラストの同じところに覆いかぶさるように付着しています。

図からも首に硬いコリが発生すれば血管・神経を圧迫するようすが想像できます。私が常に問題視しているのは血管の配置構造です。脳に入っていくときは赤色の左右4本(内頚動脈・椎骨動脈)の動脈です。しかし、心臓にもどるときは青色の内頚静脈の左右2本だけです。

 

2対1の比率だと、もどるスピ-ドに時間差が生まれる可能性があります。つまり慢性的な首のコリを長年放置しておくと、脳に微量な血液の滞留が起こるのです。         

 

-それが病的ではない脳の圧力の高まり(頭痛の原因)なのです-

 

私がカイロカレッジで学んでいたときに講師の先生がサラッと 説明したのをなぜか鮮明に記憶しています。

 

現にこの文章を書いている、わたし自身を15年も悩ましたどうしようもなかった 吐き気を伴う頑固な頭痛も、首にある慢性的なこりを徹底して取る除く、すなわち脳圧を正常に戻すといういう考えにもとづいて試した結果、大幅に改善していまでは10分の1の痛みがたまに発生するのみです。

 

今では、パソコンに10時間以上向かっていてもほとんど頭痛もなく、耐久性ある脳になりました

 

※時間をかけて大きくなった首の慢性的なこりは、身体に備わっ ている治癒力では解決できません。施術家の手技による物理的な力(筋肉のもみほぐしと、適切な矯正)が作用して、コリがだんだんと小さくなっていきます。そして、 楽になっていくのです。

 

頚性神経筋症候群は、このように首にある深部筋の慢性疲労で起こるいろんな症状です。そのために原因がわかりづらい疾患といえます。

 

更に詳しく説明すると、近年の専門家の研究により、頑固な慢性頭痛は、首から肩にかけての深部筋の慢性的な筋肉疲労が原因であると位置づけられています。(イラストC①・②・③・④の深部筋群がこると頭痛が起きやすい)

 

※とくにパソコン全盛の現代では、より顕著にその症状がでやすくなります。

 A・B2つのイラストは脳にある神経と血管の細密図です。首に慢性的な疲労がたまると首の筋肉がパンパンに張ってきます。首には大事な神経が複雑にネットワ-ク化されて筋肉の中を走っています。その周辺の筋肉が硬くなると、組織を流れる血流量が低下して酸欠状態になります。そして、疲労物質がつくられ次に発痛物質も産生され、それが痛みを感じる神経を刺激して頭痛に発展するのです。

 

それら一連のプロセスが自律神経のバランスをくずし、全身の身体の不調に発展する要因にもなります。 

 

その結果、脳の血管もギュっと縮んでしまい、脳神経細胞に酸素と栄養を与える脳脊髄液の流れも悪くなります。次に脳の司令塔の指示も適切でなくなり、その影響が全身に及び、患者さんの身体にさまざまな不調がでてしまうのです。

 

この一連の現象が頚性神経筋症候群の正体です軽く考えてはいけません。         

 

パソコンなどの静的な動作の連続は、身体の動きが少ない分、筋肉に対する血流の低下を招きます。これがこりの一番の要因です。

 

対処すべきは深部筋のこりなのです。決して甘くみてはいけないのです。