見えない世界を科学する②

先生は、いままでの経験から霊障が原因と感じていたが、当の本人はあえてその問題には不安と恐れがあったので触れようとしなかったそうです。一般的なカウンセリングの範囲でどうにか問題解決を図ろうとしたが、そのたびに高熱がでたり、事故が起こったりして解決のチャンスを掴めずに遅々として前に進まなかったそうです。

 

先生曰く、何かが邪魔しているとしか思えない展開であった。そのとき相談したのが日本におけるスピリチュアルリズム普及の先駆けを担った近藤千雄(かずお)先生であった。わたしもこの先生の翻訳本は多く読み、最初のころはかなりの刺激と衝撃を受けました。近藤先生は「たしかに霊障で起こっている問題なので、何とか解決しないとダメでしょうね」という話であった。

 

しかし、そんな問題を解決してくれそうな人も信頼できる人もいなかったそうです。因みにわたしは米国の俳優マット・ディモンが好きです。彼の作品にヒアアフターがあります。霊能力をもったがために霊能者として苦悩する物語です。その中で印象的なシーンがあります。100人の霊能者がいれば本物はせいぜい1人です。したがって、彼は本物ゆえに悩むのです。

 

話を戻します。カウンセリングには基本があります。生きている人も亡くなっている人も受容的な態度と、共感的な理解とが必要であること。誠意と暖かい気持ちをもって接すれば必ず相手に思いが届くということです。

 

心理学テストにバウムテストがあります。そのときは木を描いてもらったそうです。なんとも不思議な絵が描かれたそうです。その木は人間に見えてしまい、木に括り付けられて胸を刺され絶命している形に見えたそうです。

 

彼にそのことを告げると、団体の人からも、彼が侍時代に殺した多くの人たちの一人であると云われたそうです。彼はその時反発して、記憶にない前世のことまで責任をとらされるなんておかしいと思いそれっきりになっていたそうです。しかし、この絵を前にすると、さすがに心境がかわったそうです。「もし、それが本当だとしたら、やっぱり申し訳なかったと思う」と、心からわびた。

 

実際に、このときから彼の状態は好転して、新たな人生を歩むことができたと云う。現在の科学や医学では証明できない事例ではありますが、これだけは自信をもって言えます。一方があれば他方もある。