痛みの原因はどこにある?

腰に手をあて前かがみになって部屋に入って来るひとを見れば、たとえはじめてのひとであっても腰が痛いんだなと想像できます。

 

しかし、いずれの場合でも痛みはどこから来ているかという検査をしてから施術をするのがセオリーです。

 

私たち施術家は、痛みの原因を背中・腰の「脊柱の構造体」にあるとまず考えます。

 

その構造体には五個の腰椎とそれぞれの椎間板・椎間関節・じん帯組織・背骨をささえる筋肉と筋膜組織、そして背骨の中心を通る脊髄と神経があります。

 

これらの組織、構造体に痛みが発生するにはいろいろな原因があります。腰の骨に外側から強い力を受ければ打撲という要因で後日痛みがでます。

 

また、ゴルフなどで強いスイングをして腰をねじれば椎間板の表面にある線維輪というところが傷ついて痛みます。

 

他に脊柱管のなかを走るじん帯もねじりによる損傷を受けやすく、これも痛みの理由となります。

 

加齢にともなう老化も、椎間関節の劣化をまねき、関節の突端に骨の棘(とげ)がつくられ周囲の組織を傷つけてしまいます。そして、痛みとなってあらわれます。

 

いちばん多いのは、パソコン作業などの同一姿勢を何時間もつづけることによって起こる筋・筋膜性の疲労性腰痛で現代人を悩ませています。

 

忘れてはならないのは、内臓にできたガンや腹部の動脈(大動脈瘤など)の病気、腎臓の病気などで起こる痛みには軽く思わないで、迷わず医学に頼るべきです。

 

このように痛みにはさまざまな顔があります。けっして安易に考えてはいけません。